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小暑(7月7日〜7月22日)

2010年07月07日
小暑

大暑来れる前なれば也(暦便覧)

小暑(しょうしょ)とは、梅雨の最中に、徐々に暑さがまして夏を迎える温風を感じさせる季節。局地的な加熱や地上風の収束などによって上昇気流が形成され、そこで積乱雲が急発達することによって発生する集中豪雨、通称"ゲリラ雷雨"は、予想では去年より3割ほど多く出現が考えられているようです。自然界では、蓮の花が池を艶やかに色づける季節でもあります。また祖先の精霊を迎えるお盆の行事は、7月13日の"迎え火"、7月16日の"送り火"がこの時期に行われます。(地方など旧暦で行う場合は、各日とも一ヶ月遅れ)

各地の行事・行事食

日本三大祭りの一つ、京都「祇園祭

優雅にして壮大な美を兼ね備える悪霊を退散させる祭り

およそ1千100年の伝統を持つ京都・八坂神社の祭礼。例年7月1日から1カ月間行われます。大阪の天神祭、東京の神田祭とともに「日本三大祭り」の一つに数えられています。見せ場は、山鉾(やまぼこ)とよばれる大型の山車が京都の中心部を練り歩くのが特徴で、暑い時期にもかかわらず、毎年数十万人の見物客が訪れるお祭りです。山鉾巡行(17日)は午前中から計32基の山鉾が四条烏丸付近を出発して、京の町を鉾が各交差点を曲がる際の「辻(つじ)回し」が多くの観客を魅了します。

祇園祭の歴史

 平安時代前期の869(貞観11)年、京で疫病が流行した際、当時の国の数にちなんで66本の鉾を立て、祇園の神(スサノオノミコトら)を迎えて災厄が取り除かれるよう祈ったことが始まりといわれています。

神の怒りや悪霊こそが疫病の原因だという認識があり、祇園祭はそれらを鎮める「祇園御霊会(ごりょうえ)」として行われました。祇園とは、スサノオノミコトの別名であり、祇園祭は、この荒ぶる神の怒りを鎮めるためとも、神の力にすがり悪霊を退散させる祭りとも言われてきました。

ちなみに祇園祭は、京都だけでなく全国のスサノオノミコトを祭神とする神社が、山車や神輿(みこし)など、京都の祭りと同じように町を練り歩く祭事を行っているそうです。
【出典】八坂神社H.P.|神事と情報|祇園祭


祇園祭りのちまき

祇園祭のちまきとは、厄除けのためにササの葉をイ草で巻き、束にして作られるおまもりを指します。家の門口につるしておき、翌年の祇園祭で新しいちまきと取り替えるまでの1年間、厄除け・災難除けとして重宝されていました。しかし2006年には、食べ物のちまきと勘違いする人もいたため、黒主山保存会が祇園祭で初の「食べらるちまき」を販売。生ふでちまきを作り、話題になりました。
【出典】京都新聞社H.P.|祇園まつりとは


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