巷は油ブームにて、辛くないラー油なるものが賑わい、桃屋の"辛くないラー油"など店舗で品切れ状況。一体、辛くないラー油って、クリームを入れないコーヒーみたいで、どーなの?あっ、お久しぶりです。寒鰤照美でございます。今回はこの平成オイルショック、ラー油ブームをみんラボでご紹介。
ラー油ブームって、そもそもなんだった?
ラー油ブームをネットで情報を見れば、有象無象の情報クラッター(氾濫)にて、何が本当か分りやせん(涙)。京都の太秦撮影所の中華屋『菜館Wong』の食べるラー油が2008年に「smap x smap」で女優の仲間由紀恵さんが紹介したことが発端とか、あまりに有名な石垣島ラー油は、2000年に発売されて以来、人気を博している、昨今の具沢山なおかず系ラー油:桃屋やヱスビーとはことなり、香辛料などが多く含まれる調味料系ラー油だったり色々あるのね。未だに、入荷当日の都内店舗では100名の行列で、"石ラー捕獲"戦線が繰り広げられているとか。我がのらくり総本山編集部も拠点の横浜でローラー作戦の結果、なんとか入手。
今回は、この石ラーと伊勢丹クイーンズシェフで販売されていた"花彫本ラー油"(680円税込)の調味料系を食べ比べてみやしたブー。
ブームに踊らされ、何処へ踊り子ちゃん
ブームとはいえ、なんでこーGショックから、タマゴッチまで人の飢餓感をあおるやらしいマーケティングを駆使した販売手法にでるのか、白々しい"増産体制を強化致します"などのプレスリリースを出す企業の商品はほっといて、今回は、夫婦2人&パートさんでまじめにやってきた辺銀食堂さんの"石垣島ラー油と、東京新宿にある花彫酒家"さんで販売されている本ラー油を食べ比べ。
中身はどんなモンでShow
まずは、石垣島ラー油、こちらは、原材料に石垣島の島唐辛子、ビバーチ(島コショウ)、春秋ウコン、黒砂糖、ニンニク、白胡麻、黒豆、山椒、食用油とオリーブオイルを使用。フタを開けるとフライドガーリックと山椒のいい香りが沸立ちます。早速、容器に移してそのままで食してみます。それほど、辛くないです。マイルドで深みのあるお味。確かに今まで家庭用に販売されているものとは、香りは油臭くない感じがします。本当に辛くなく、余韻でのどの奥に軽やかな辛みがあるほど。焼き餃子も合いますが、水餃子や中華スープに垂らしても行けそう。蒸したもやしにかけても爽やかな味わいでした。
さて、かたや、花彫酒家の本ラー油、こちらはフタを開けると、香辛料の香りがくっきり香り立ちます。味わいは八角がしっかりでて、辛みもあり旨い!これは、辣油の旨さがしっかりとした輪郭をもってます。決して、ご飯にかけて食べるとかのものではありませんが(そもそも、そういうもんだよな。笑)、調味料としての旨味がしっかりしてます。本格的な中華が好きな方は, 間違いなくこの八角の味わいで、大満足間違い無しです。
ラー油と言えば、やはり餃子!?
辣油と言えば、餃子、早速つけてみました。石ラーは上品な風味を兼備えており、味にコク旨な悦びをプラスしてくれます。一方、本ラーの方は、本格的な威風堂々とした安定あるこれぞ、ラー油じゃーと言わんばかりの主張を楽しめます。なるほろ、個性もこんなに異なるのですね、珍先生。
されどラー油、あなたはどっち!?
お値段の方は、石垣島ラー油は、横浜高島屋では840円/100g(税込)、花彫本ラー油は、680円/95g(税込)。辣油にしては、かなりお高い一品。
されど辣油、平成オイルショックの辣油争奪戦。あなたなら、3時間並んでも欲しいですか、プレミアムラー油。
★レポート:寒鰤"テルミー"照美
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