夏の立つがゆへ也((暦便覧)
立夏(読み:りっか)とは、二十四節季においては、この日から立秋の前日までの夏の季節における節目=(節分)を意味します。つまり、夏へのはじまりです。天文学的には、夏至(6月22日頃)〜秋分の前日までが夏とされています。
この初夏には、蛙(カワズ)や時鳥(ホトトギス)の鳴き声が朝,夕に響き渡る季節。また、この日から田植えが北から南へはじまり出します。
京都の三大祭り「葵祭」
5月15日(土)開催の雅な平安絵巻と流鏑馬
京都三大祭りの一つとして、古くは賀茂祭、または北の祭りとも称されていました。平安中期の貴族の間で主に楽しまれていたこの祭の特徴は、わが国の祭のなかでも、数少ない王朝風俗の伝統が残された雅びやかな祭りを象徴する優美な行列と、勇壮で荒々しい流鏑馬などの行事に表されます。
はじまり当初は華々しく行われていた行列は、中世に入ると財政難により華やかさは、だんだんと失われていき、応仁の乱によって一旦、中止となります。その後、それから二百年以上経った元禄七年(1694)になり、漸く『賀茂祭』が、『葵祭』と呼ばれて再開されました。『葵祭』の呼び名の説には、昔、カモアオイの花を頭に挿して行列した事から『葵祭』と呼ばれるようになったとも、祭の復興に『葵の御紋』の徳川幕府の多大な援助があったからとも言われています。
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