HOME  »  のらクリップ » のらくり宿題帳 » 生茶葉を八十八夜に食する粋

生茶葉を八十八夜に食する粋

2010年05月02日
京都おぶぶ茶苑の生茶葉の産直品!

八十八夜の言い伝え

寿命が延びるめでたい日?

八十八夜とは、一年を24の節目に分けた二十四節季の中で、さらに農業に従事する人々に季節の変化を認識しやすくするために、日本独自に考え出された節目の総称を「雑節」といいます。八十八夜も春から夏に向う季節の節目を指し、これ以外には、節分、入梅、半夏至(はんげし)、土用、彼岸などがあります。八十八夜は、立春から数えて八十八日目を意味しています。2010年の八十八夜は、5月2日(日)です。

八十八の文字を組み合わせると"米"の文字になることから、農作業に結びつく日とも考えられてきました。また八十八夜といえば茶摘み歌とともに、新茶のいわば解禁日。縁起のいい数字とともに、古来から八十八夜に摘まれた新茶は不老長寿の縁起物として新茶を珍重してきました。
今回は京都のおぶぶ茶苑で新茶の生茶葉オンライン販売(食用)を開始したとのニュースを見て早速、長寿祈願!?で注文してみました。

お茶の葉は食べれるん...ですね?

いやはや、のらくり編集部もこのニュースを目にするまで生茶葉を食した人間は周りに一人もおりませんでした。しかし、よーく考えれば、天ぷらなんかを緑茶と塩でいただいたり、抹茶味スィーツなんてまさに茶葉を粉にして食べてるわけです。
しかーし、生茶葉をルッコラのようにムシャ食いしたことはないっ(汗)。興味120%+ちょいあそび心にて思わず、プチッとオンライン購入しました。

初めて生茶葉ご対面♥

早速、開封してみますと、葉っぱが一杯(汗)。あっ、初めて茶葉をみます。色は艶やかで「しっとり」した感じですね。今年の天候不良にもよく耐えて育ってくれたんでしょう。

京都おぶぶ茶苑の生茶葉の産直品!早速、食するも、どーやって食べようか...。送られて来た荷物に簡単なレシピなどもあり、お吸い物や天ぷらなんてものもあるようです。
ほぉー、天ぷらなんていいかもと、思いながらのらくり編集部のキッチンでは未だかつて、天ぷらは行われた形跡なし(涙)。農家さんのお手伝いに行ったときに夕飯も手伝って天ぷら初体験しましたが、モッチリ感のフリッターに食卓で涙した記憶がよみがえり、今回はスルー。
いろいろと考え、こういう時は、なんちゃってイタリアン風でいきました。

生茶葉の清涼感と生命感あるほのかな甘みと苦みがGood!

茶葉は柔らかいのですが、茎はちょい歯ごたえが気になる固さなため、軽く湯通ししてからみじん切り。まずは一品目、旬の魚、スズキの刺身をたたきにして茶葉のみじん切りとオリーブオイルであえ、岩塩とワインビネガーで軽く味つけした逸品誕生。

生茶葉とスズキのオリーブオイル合わせ調理時間、わずか3分強。白身のお魚と絶品の味わい。ほのかな苦みがスズキの刺身に程よい刺激を与えてくれて◎。
生茶葉の中華風冷や奴もう一品は、中華風冷や奴の薬味に生茶葉を乗せてパルメザンチーズをヌーベルシノワ風冷や奴。ごま油にオイスターソースを少々、塩こしょうで味を整えた大人のおつまみ。茶葉のさわやかさとオイスターソース、パルメザンチーズの和らぎがメローに解合います。

茶葉の末広がりワンダーな苦みと旨味

初なま茶葉体験を八十八夜に体験し、なんとも感無量なアラフォー隊長。お味はさわやかな緑の香りと草のほのかな苦みが大人の味わいでした。
思ったよりも青臭さも無く、かすかなお茶のさわやかさが口内をさわやかな味わいのそよ風が流れてきました。

いろいろと活躍出来そうなマルチ素材として期待

茎はややかためですが、葉はやわかく、湯通ししてから調理すると何にでもいけそうです。ハーブ感覚でパスタに刻んでバターと絡めただけででも美味しそうです。もちろん、お菓子にも合いそうです。何と行ってもあの茶葉ですから、どのような素材にでもでしゃばらず、さっぱりと味を整えてくれます。
今回は初生茶葉、大満足な八十八夜にて、これで少しは長生きできるか?

http://www.obubu.com/SHOP/na001.html

                
  

トラックバック(0)

この記事に対するトラックバックURL: http://norakuri.jp/mt/mt-tb.cgi/99

                 

HOME »  のらクリップ » のらくり宿題帳 » 生茶葉を八十八夜に食する粋


   
このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlへ追加 livedoorクリップへ追加 Yahoo!ブックマークへ追加 add to del.icio.us Google Bookmarks に追加