お盆って、いつだっけー?
お盆はどっか行くー?
お盆が近くなるとそんな会話がチラホラと。
最近では、「お盆=夏休み」的な感覚になっている気がしますが、いかがでしょ?
自分も全くそんな意識でして...
「お盆の旅行は高いからずらして行こう!」みたいな、レジャー気分丸出しで...
本来は(宗派や地域・家によって様々です)親戚一同が集まってご先祖様をお迎えして供養します。先祖や故人を偲び、そして自分のルーツについてもちょっと考えてみたりする大切な行事。
ご先祖様をお迎えするために、盆棚(精霊棚)を飾って、朝昼晩、食事をお供えします。食事も旬な野菜や穀類を使ったいわゆる精進ものでつくります。食事の支度はさぞ大変だったのではないかと思われますね。ただ、食事ひとつ作るにしても家族が協力し合ってワッセワッセやること自体がいいよね。そしてそれが自然と子供や孫に受け継がれていくと言う...。
なのにどうでしょう!
「仕事が休みだー!わーい!」「夏休みだー!わーい!」
とウキウキ気分になってます、自分...
このままでは日本の古き良き風習は廃れる!お盆の意味すら説明できない人間になっちまうー!!
つーわけで、何もしないよりかはなんかしよう!本来あるべきお盆というところまではいかなくても、自分の無知さを反省しつつ、お盆の意味を考えながら過ごしたいと思ったのでした。
いろいろと調べてみると、考え方ひとつで案外できることはあるのだ。
まずは、期間中は「殺生をせずに、心身身を清める」ということで動物性の食材を使わない精進もので食事をつくってみようかと。
それから、ご先祖様に思いを馳せてみるとか。
そして、お盆にはどんなものを用意するものなのか考えてみる。
このあたりが分かっていれば、来年からお盆を過ごす考え方が違ってくるのではないかしらね。
では早速13日夕方よりお盆ってやつを自分なりに過ごしたいと思います!
まずは気分、ということで盆花。お花の調達。
お盆の花といえば、ホオズキ(鬼灯)。
自宅へご先祖様を導く際に提灯(ちょうちん)で霊を先導していたそうなのですが(実際に見たことないです...)、盆棚にも赤い提灯に見立ててホオズキを飾るんそうです。なるほどー。
これらの花は盆花と言って先祖の霊を迎えるため、お盆に山へ出かけて採ってくる花だそうです。なのでお盆の時期に野山に咲いている草花が多いのでしょうね。我が家の近隣にはそのような山がないためにお花屋で調達してみたいと思います。
が、しかし、花屋さんを4件ハシゴしましたが、売ってないね...。なのでホオズキとリンドウを入手。これも季節の花だし、いいよね。お盆のために花を用意して、お盆のために花を飾る。なんだか気分が出てまいりましたー。
13日のお夕飯
今朝熊本からお取り寄せで届いたばかりのとうもろこし!(写真奥)お昼に茹でとうもろこしを食していたので焼きとうもろこしにしてみました。
あと、あんかけ豆腐。さりげなくニンジンでのらくりのnancoちゃんをかたどってみました。小さくてわからんと思うけど、これ以上大きな写真での掲載に耐えられる料理ではなかったので...(汗)
切り干し大根
玄はと麦を炒ったもの(これは三重からお取り寄せ)
おせんべいのお菓子。
肉を使わないで食事を作るのは、案外楽しいものでした。この調子で明日もがんばるのです!
【後記】09/8/17
こうして16日の夕方まで、お野菜料理は続いたのでした。普段からそれほど肉は食べない方なのですが、16日の夜には早速お肉いただいちゃいまいした。3日以上食べないと欲しくなるみたいです...。
左からアボカドのチラシ寿司、トマトと豆腐のサラダ、大豆と野菜の煮物、大根とキュウリのゆかり漬け。
それでは、お盆、また来年!!