- 内閣府は7月28日、外食や食品メーカーなどの食品関連業者を対象にした食品表示に関するアンケート結果を発表した。
- 食品の安全性確保のために検査または証明書で確認している業者は50%にとどまった。
- 日本経済の低迷による企業の利益確保の優先や低価格競争の激化によるコストの削減などから、本来重視すべき食品の安全・安心がなおざりにされたり、あるいはより安い輸入食品へ依存する食料事情にて、海外との情報交換の困難さも浮き彫りになっている。
- 飲食店、小売業を中心に仕入先を信頼して何もしていない業社が多く、全体で39.1%を占めている。
【出所】
・内閣府:"「フードチェーンにおける安全性確保に関する食品産業業者アンンケート調査」報告書"
ここ数年、スーパーなどの小売店に行くと「顔の見える○○○」という謳い文句で生産者さんの顔写真やイラストが印刷されたパッケージやPOPをよく見かけますよね。
なんか、これって言葉通りすぎた行為でやってることは今ひとつ、意図をはき違えている気もするの。
ペットショップの子犬の血統書みたいに、その野菜やお肉は何処のどんな環境で育てられたのかが、私達、生活者である消費者は知りたいのに、印刷された生産者のイラストをパッケージに付けてるだけって、かえって怪しい気もしちゃう...。なんか、量販店に売られてる海外ブランドTシャツのタグみたいじゃない?
産地偽装の問題などもあり、最後はモラル頼りになってしまうのかしら。
また、景気の不透明な時期だし、生活者側としても安心安全を気にしながらも、特売品など安さの魅力にも引かれちゃうのうよね。
JA総合研究所の「野菜の消費行動に関する調査結果(PDF:520KB)」によると、全国の主婦・単身者1,280人を対象にしたネットアンケートの結果(8月25日公表)、野菜の購入時に重視する1位は「新鮮さ」、2位「安さ」、3位「国産」の順だとか。
ちなみに前年度の調査順位は、1位「鮮度」、2位「国産」、3位「安さ」だったそうで、ちょうど毒入り餃子などの社会背景も影響していたようです。
景気低迷で、国産志向よりも価格重視の姿勢が強まってるみたい...がんばれ!国産品っです!。
ちなみにスージーのお家近くの八百屋さんは最近、「地物」の入荷が増えて来たりして、流通費も掛からないから安くて本当の意味で「顔の見える野菜」を食べています。
あとは、野菜などは直売所を探して買い出しに行ってみたりするの。
新鮮かつお値打ちな品もあってうれしさ二重丸よ♥。
有機野菜など食の安心志向とは対象に、安さへの消費傾向という市場動向の二極化が今後も続きそうと、スージーは考えてますぅ。
「ところで、スージーは血統書付きかって?」。
う〜ん、こんどお母ちゃんに確認してみるけど、まぁ〜、のらにゃんこ世界でお家柄をたどるのもどうかしらねー。
興信所に依頼でもしてみます...(汗)。
スージー
・関連サイト記事:
近所の直売所サーチ「きん直」
用語集:「食品防衛」、「トレーサビリティ」