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世界の原油生産量がピークを迎える年

2009年08月07日

ピークオイルを迎える2020年

  • 国際エネルギー機関(International Energy Agency:IEA)のチーフ・エコノミストを務めるフェイス・ビロル(Fatih Birol)氏によると、世界の石油生産量は2020年にピークを迎えるとのインタビュー記事が英国のインデペンデント紙(The Independent)に8月3日(現地時間)に掲載された。
  • これは多くの政府が予想している時期より約10年も早いとも言われている。
  • 世界の石油生産量が頂点に達し、その後、減少に転じる転換点を「オイルピーク」と呼び、この時期をいつ迎えるか/既に到来しているかについては各国主要エネルギー関連省庁でも意見は楽観視されて来た。
  • 代価エネルギーとしてバイオ燃料も石油の不足緩和に役立ちはすると言われるが、現実は世界の燃料供給量のなかでバイオ燃料が占める割合はまだわずかにすぎないと言われている。

【出所】
・英インディペンデント記事:"Warning:Oil supplies are running out fast"


スージーのBサイド

この記事を目にしたときは、スージーもフレンチフライ(大)を食べてる場合では無いのよ! なんて、これからの10数年を考えてしまいました。
そもそも、地中の深いところにある化石燃料=石油が有限だいことは、こんなスージーでも自分のお貯蓄と同じで、そんな増えるどころか減る一方ですし、とっても納得いく感じも最初はしていましたわ。

でもね、バイオ燃料?という代価エネルギーの存在、正直、この記事を見るまでは勉強不足だったの。

調べてみると、天ぷらに使用した廃油を再利用したバイオディーゼルバスが渋谷の町中を走っていたり、地方自治体でも新潟などではお米を利用した「グリーンガソリン」がガソリンスタンドで販売開始され、すでに一部では実用化されているそうです。

もちろん、このバイオ燃料の原料となるトウモロコシやお米などの植物エネルギーの利用に関しては、食料不足の問題や、原料の生産工程における機械化生産によるエネルギー消費問題など賛否両論がまだあるよう。

また、非枯渇資源の植物などの天然素材を活用するバイオ燃料(=バイオマス燃料)は、化石燃料にくらべ二酸化炭素の排出量は少ないとも言われている反面、亜酸化窒素の排出量はほか燃料の二倍、また温室効果は二酸化炭素の約310倍の影響があるともドイツの大気科学者、パウル・クルッツェン博士は指摘しているそうです。

いずれにせよ、有限の資源に頼らずに食料自給率と同じように「エネルギーの自給率」もエコなスージーにとって、しみじみ考え深い内容でした。

約10年後も、お腹一杯、たらの芽の天ぷらを頂いて幸せを満喫したいの。

そぉ、その揚げ油でドライブに行くなんて、家庭でも廃油再生が出来たらいいわねー。

10年なんてあっという間ですから、ちょつぴり・しんみり考えてしまうお年頃のスージーです。

スージー


・関連サイト記事:用語集「グリーンガソリン」、「バイオ燃料
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