- 政府は2009年12月25日、低迷する日本国内林業の活性化と雇用創出策として「森林・林業再生プラン」を発表した。
- 日本の木材自給率を今後10年で現在の24%から50%まで引き上げる目標を掲げた。
- 作業道を整備、10 年後に日本の木材自給率50%達成と省エネ木造住宅の普及で、新たな雇用100万人を創出し、林業を軸にした山里の振興で地域間格差を是正する。
- その背景には、中国をはじめとする新興経済国の木材需要の拡大などもうかがわれる。
【出所】
・47NEWS:"木材自給率10年で50%へ 政府の再生プラン"
以前から民主党のマニフェストでも掲げていた日本の林業再生について興味をもってましたが、ちょと現状の国内林業を調べてみました。
日本は"資源が少ない国"と思って来たのですが、なんと国土の2/3(66%)が森林なんですね...知りませんでした。
しかし、食の自給率問題における食品ロス問題については以前の記事に取り上げましたが、日本の木材自給率が24%と言われ、なんだか大変そうだけど「食料ほど何が困るのか?」と自問自答して09'クリスマスを迎えてみました。
例えば、樹林や手入れをされなくなった森林の荒廃、水資源の貯水力の低下、地域の過疎化の更なる進行など...資源が活用されないでいるとしたら問題ですよね。
また日本の森林の約4割が人が手を入れた人工林で、スギ、ヒノキなど針葉樹林。これらの多くは第二次世界大戦後に政府主導で樹林されたそうです。
樹木の収穫期は一般に30年〜50年と言われ、ちょうど今が戦後からみると木にとっての収穫時期!日本の木材の収穫祭シーズンだったんですよ!!。
そう考えると、多くの資源を保有しながら海外の外材をわざわざ輸入して来るのも環境問題やエコロジーの観点から考えると、ひとつの指標として木材の自給率を環境維持指標として、考えて行くのも良いかもしれませんね。
日本国内木材の材質の特徴は、水分が多く加工に手間がかる、林業の従事者数の減少、後継者の育成など問題と課題は多いようです。
ただ自然を活用し共存するために人が行動をおこさなければ、自分たちの作り上げた人工の自然は、この自然界には定着できないようです。
ちなみに、スージーも築年数30年の木造一軒家に生息してます。
すきま風は、ご愛嬌ですけどね...あはぁ。
みなさま、それでは良い年をお迎え下さい!
「森林・林業学習館」
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