数ある牡蠣を利用した駅弁あれど、ふたを開けた瞬間から最後の閉める時まで満足するものは意外と少ない。今回の北海道函館小樽駅の「あつあつかきめし」なかなかの味とボリュームでお腹も満足な逸品。
プリっぷりの牡蠣があったかご飯で勢揃い
ひも付きの加熱容器に入った見た目、大きな駅弁。よく駅弁は冷めても美味しいといいますが、やはり温かい方が美味しいですよね。この加熱式容器は冬季限定だそうですが、便利です。
紐を引くと数秒後に蒸気がふたの間から漏れて来ました!
説明書きには7〜8分で程よい温かさになるとのこと。我慢出来ずに途中で開けて食べて始めてしまいました(笑)。
鮮やかな夕日に旅立つオイスター戦隊
フタと湯気の向こう岸から、6人のプリっ牡蠣チームが整然と整列してお出迎え。清々しい風景にこちらも喉の奥で敬礼状態。その整列の奥には、なんとアサリたちが優しく見守る風景。錦糸玉子の雲の上、椎茸の煮付け、お漬物、福神漬けが色を添えてます。なぜか、大空に旅立つブルーインパルスの戦隊を思い起こさせるオイスター戦隊、早くもスクランブル飛行を喉頭めがけて狙い撃ちです。
ふんわり弾けるオイスター爆撃
お味の方は、甘まい醤油の味付けに包まれながら牡蠣のうまみが柔らかに口に広がります。牡蠣もぷっくりしてほっこり笑顔級。
思わず、狙い撃ちな集中爆撃に、応戦する右腕の箸も休むひまもありゃしません。数ある牡蠣を利用した駅弁がありますが、意外と小粒な牡蠣がめだちますが、この「あつあつかきめし」は、いい素材を使ってる証拠。しかも、アサリの佃煮もナイスな相棒。援護射撃で仕掛けてきます。
輝く日差しのオーバーザレインボウ
まばゆくきらめく錦糸玉子がしっかりと敷き詰められた茶飯の方は、薄味にも優しい味わい。やはり温かいご飯はいいですね。温かいので薄味でもご飯の味わいの中に牡蠣の旨味を感じられます。もうパクつき加減は、音速を超え幸せの虹の向こうへ消えてゆきます。あっという間にオイスター戦隊は旋回飛行で霞に消えてゆき、箸休めに漬物を頂きながら最後のご飯を口に運び終わるとまきには、ナイスランディング。
機内から拍手が沸き立つなか、エアポートの滑走路をゆっくり滑る優雅さ。
いけてるお味に、リピートフライト希望です。
「のらくり」評価と商品データ
- ■「のらくり」評価
- ・デザイン:B
- ・インパクト:A
- ・ユニーク:A
- ・コスパ:B
- ・口コミ度:A
- ・アジワイ:A
- ■総合評価
- ★★★(松)
- ■商品情報
- 【商品名】小樽駅「あつあつかきめし」
- 【価格】1,150円(税込)(税込)
- 【製造者】(株)小樽駅構内立売商会
- 【H.P.】駅弁のホームページ
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