えんがわのとろける旨味の口福

しその葉の清涼感ある風味と味わいの花咲く逸品

新津駅のひらめすしに対抗し、平成16年にやってきた笹巻えんがわずし。ライムの香りがカレイのえんがわのおいしさを引き立てます。殺菌効果もある笹で包んで品質保持に努めたにくい逸品。ライムはときおりかぼすだったりしているようですが、筆者の感想はライムの柑橘系香りが甘みを引き立てる感あり。ここは味わいにも影響し好みをわける感もあり。また、酢めしに混ぜ込まれてるしその風味は脂ののったえんがわをさっぱりと喉へと送り込みます。酢メシのお酢自体も若干、甘みがたった仕上がり。華やかな味わいメリーゴーランンド気分で陽気にいただけます。

ボリュームも満足な駅弁

淡白でありつつもあぶらの乗りがなんともいえず、最初はそのままで。若干、ライムの香りが強く感じ食味はどちらかといえば黒糖を思わす余韻。恐らく、しその風味と酢メシの感じがそう感じさせてくるのでしょう。とても丁寧に調理されている感じはとてもいいです。

箸休めの小梅も、いいアクセントしてます。今回は甘めのすし酢、しそがえんがわの生臭さを取り去りライムの清涼感で全体をしめていました。ラム酒などを飲みながら頂いてみたい、そんな意外と艶やかな味わいある駅弁でした。

「のらくり」評価と商品データ