
さて、今回は憧れのネギ農家さんにおジャマして来ました。なんでネギかって言われても、まぁ、あれですよ、たまねぎよりも細身で長身、料理もさりげなく周りの引き立て役な謙虚な感じが、愛おしい...(笑)。学生のころ、クラスに一人位いるじゃないですか。見た目は何となく勉強のできそうな、でもちょっと無口ではすにかまえる感じ。そんな長身の男子のイメージかしら!?。
今回の勝山市役所で紹介して頂いた生産者さんは、
定年退職された後に、お奥さんの実家で休耕地になっていた畑を一人で管理されている小木さん宅にお世話になりました。山間部の「小矢谷田村」は8世帯ほどしか住まわれていないとのこと。限界集落と言われる人口激減のこの地は、畑や田んぼがひろがるのんびりとした村です。元々は田んぼの計測を仕事にされていて、退職後、町から山の中に一人でうつられ、お米とネギを作られて三年目。奥様は福井市街で娘さんと暮らされて、時おりお手伝いにくるそうです。この地は大雪が降り昔は生活も大変だったそうですが、今では、8世帯だけでも広い道路は新たに舗装され、ちょっと、不思議?な感じでした。だって、観光バスでも走るのってくらい、ひろびろ。ワタシでも運転らくらくでしょ。
今回の仕事は、じゃじゃ〜ん♪、畑の雑草むしりっ(たぁーまんない♥)。草むしりは、プチプチ潰しと似てて、もう、病み付き♥。特にスギナという草、こやつは「つくし」の仲間だそうですが、手強いんですよー。結構、すっぽり抜けるかと思いきや、「松方弘樹、南洋でカジキマグロ ガチ勝負!」、ぬぉーっ

ご自宅に車で戻ると、奥様が料理の支度をしてくださり、なにやら美味しい香りがわたくしを導き、もぉ、腰の痛さを忘れてそそくさと軽トラ飛び降りて、勝手に家に突入してくつろぎました。頭の中では、小林旭の「赤いおとぉ〜こぉの〜、とらぁくぅたぁぁー」をループしながらご飯を待つワタシ。お家には、数年前に道路の拡張整備のため数メートル後ろにずらす際に立てなおし、昔からの囲炉裏なども
残して、とってもいい雰囲気のお家です。農業以外にも「小矢谷田 田舎塾」という民泊施設として夏場や連休などは学生さんなどが泊まりにくるそうです。五右衛門風呂もあったりなかなかです。ちなみにワタシは、ガスのお風呂で夢見ごこちでした。お風呂の後には、待ってました!囲炉裏を囲んで鮎の塩焼きや山菜のごまみそ和えや、もぉ、旅館にきたかの様なもてなしップリ!また、

近所のおあばちゃん達もやって来て畑で採れたお芋の煮物やアスパラのゆでものや、素朴でおいしんですよ。わたくし、絶対にグルメレポーターには向いてません。だって、「うぅまぁーいぃ!」しか言えません。左脳でご飯などたべれ
ません、本能でしょう、生きてるんですもの(笑顔)。

今回の2泊3日の民泊ワーホリ、泊まらせて頂いたお家も素敵で本当によかった。また、小木さんがネギをかわいがりながら育てる姿は、まさに我が子のように手塩にかけて白ネギくんたちを指導する姿が印象的でした。9月の収穫時期に行けるとしたら、今度は是非、新幹線でイザ参じます。本当にありがとうございました。
今回の「農ワーホリ」教訓その1:地方自治体によりワーキングホリデーの取組み、特に考え方はまちまちでした。
お昼代補助名目で一日、1,000円?ですw。丸の内OLのランチではないので...。ならば観光としての有料参加型のグリーン・ツーリズムに位置づければいいのではないかとも感じます。都市部の人間は「お金を払ってまでも癒されたい」とお考えならば、ボランティア=ワーキングホリデーはなりたたず、せっかくの都市と地方の交流も自治体の考え方次第で参加者のリピートは伸び悩む気もします。がんばって、勝山市役所!
教訓その2:田舎の虫は、凄すぎ!。
ブド(ぶよ)に刺され翌日は特にきにならなかったのですが帰宅してから右腕に3カ所も刺されてると気づき、もんぐりかえるかゆみが〜っ!。一週間くらいでかゆみは一旦消えましたが、また復活!そして復活!しっかり痕にのこり未だにかゆみもあったり。あー夏の薄着の季節なのにー。恐るべし!ブド!自然をなめてはいけませぬ。

【関連サイト記事】
・田舎満喫!:「グリーン・ツーリズム情報」
・農家でお手伝い:「ワーキングホリデー情報」