八海山 泉 ビールという驚き
冬の空気に包まれ出した夕刻、ふと旨い肴と酒で、心と時間をくゆらせたくなる師走はしりの時期。JR横浜の駅から徒歩10分ほどの繁華街裏。その和食料理店は、ゆっくりと暖簾をかざして待っていました。三浦三崎の鮮魚と地産野菜を出してくれる、横浜の和食柳せ(やなせ)にて今宵は独りくつろぐことに。
ここは、地元の新鮮な魚介がとにかく旨いとの隠れた銘店。 今宵は朝穫れ生シラスと日本酒でと思い、カウンターに腰をかける。メニューを覗き込むと、目に飛び込むは「八海山生ビール」の文字。 あの銘酒、八海山が地ビールも作っていたとは、これは試してみるしかない。
ゆったりといつまでも煌めく味わい
注文して目の前に現れた、グラスに注がれた淡く輝く黄金のさざ波。
一口すするも、やわらかな風合とさっぱりしているが飲み応えのあるうまみがいい。
このビールの製法名でもあるバイツェン(通称、白ビール)のもつフルーティーな風合を上品にまとめあげてる。こりゃ、淡白な白身の魚や食材を活かした和食にもってこいだ。
一般的なヨーロッパ系のバイツェンのような果実味溢れる華やかな甘い香りとは異なり、爽やかで後味にほのかで儚い甘味感が邪魔にならない。
まるで洋梨のルクルチェのようなみずみずしく爽やかな香りと、ほのかに喉もとを伝わる上品な甘みが特徴。食材を邪魔しない味に仕上げてるところ、これは冬の濃い味付けの料理にもいい。
そうこう何杯も口に注がれる淡い琥珀に、つい時間を忘れる贅沢な開放感。今回の「味な発見」は、師走はしりの身体に癒しと力を蓄えてくれた。
自宅で楽しめる八海山生ビールの悦び
さっそく、八海山 泉ビールを都内近辺で小売りしている店をネットで調べてみるとありました!都内の麻布十番などにある八海山のアンテナショップ「千年こうじや」で販売されていました。こちらに出向いてみると、冷蔵庫で管理された彼らが鎮座していました。正式ブランド名、「八海山 泉ビール」無濾過の生ビール。販売されていたのは定番のアルトとバイツェン、それと季節限定のポーターを早速、購入。
八海山のホームページにて八海山 泉ビールの解説をじっくり拝読。
八海山 泉ビールの飲み頃の温度の目安は夏6度、冬8度と通常のビールよりもやや高め。冷やしすぎないことで八海山 泉ビールが持つ風味やコクをより楽しんでいただけるのだそうです。
出展:八海山ホームページより
http://www.hakkaisan.co.jp/sake/beer
全国的にも有名なコシヒカリの産地である南魚沼の地にある醸造所にて、米を中心とした四季折々の和食にも当然、相性がぴったり。まさに、Made in 魚沼 Niigata Japan の味わい。
商品概要
ALT(アルト)
- 【アルコール度】5%
- 【原材料】麦芽(濃色麦芽)、ホップ
- 【価格】330ml 399円(税込)
【商品説明】
アルト(ジャーマンブラウンエール)は南ドイツで親しまれている上面発酵のエールタイプ。
色合いは英国のブラウンエールに似ていますが、フルーティーなエステル香が低いためか、スッキリとしたクリーンな味わいが特徴。コクがある中にもすっきりとした味わいが特徴のアルト。美しい赤銅色をしています。ほのかに感じる甘みとすっきりとした苦みをご堪能ください。寒い冬に少し高めの温度でゆっくり飲むのもおすすめです。
WEIZEN(ヴァイツェン)
- 【アルコール度】5%
- 【原材料】麦芽(濃色麦芽)、ホップ
- 【価格】330ml 399円(税込)
【商品説明】
原料に小麦が使われているため爽やかでクリーミーな味わいが楽しめます。一般的なヴァイツェンは、クローブ(丁字)やバナナのような香りが支配的ですが、八海山泉ビールがつくるヴァイツェンは、これらの香りが控えめなのが大きな特徴。誰もが飲みやすく感じるようアレンジされているようです。
フルーティーな香りと柔らかな酸味が特徴のヴァイツェン。濁りのある黄金色がとても綺麗です。苦みが少ないやさしい味わいのため、ビールの苦みが苦手な方にもおすすめです。
秋・冬期限定「ポーター」
- 【アルコール度】5%
- 【原材料】麦芽(濃色麦芽)、ホップ
- 【価格】500ml 578円(税込)
- 【発売期間】10月から3月まで
【商品説明】
英国産ペールエールモルトと、4種類の麦芽のロースとモルトを使用した、褐色を帯びた黒色ビール。ローストモルトの香ばしさとホップの苦味がバランスよく楽しめます。この色からは想像できないような、すっきりとした口当たりが食材とベストマッチ。ビターチョコレートと飲むとこれまた格別な深い味わいでした。
特徴であるロースとアロマをより感じるためには、飲む10分程まえには冷蔵庫から出して少し室温に馴染ませると香り豊かになります。