集落営農
【読み】しゅうらくえいのう
集落営農とは、1つの集落、もしくは複数の集落で機械、施設の共同利用や、農作業の分担を行うことで生産の効率化や高収益作物の導入などをおこない地域全体の収益を向上を図る合理的な農業展開を行うことを指します。集落営農には大きく3つの形態が存在し、
1.機械や施設を計画的に利用しあう「共同利用型」
2.農作業を構成員の中で分担したり作業自体を委託する「作業委託型」
3.共同で作業を行い、収益は作業の従事時間や農地の持ち分に応じて分配する「協業経営型」
などがあります。
集落営農のメリットは、作業コストや労働力の効率化のみでなく、集団の知恵を活かしたり集落のコミュニケーションの活性化や地域生活のきづなの深まりなど、農地の維持・保全にも効果をもたらすとも考えられています。
一方で、集落営農において構成者間で委託期限による転作地の返還トラブルなどもでて来ています。
・関連サイト:雑誌/農業経営者「集落営農の犠牲者」
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