未利用魚
【読み】みりようぎょ
大きさの規格が合わないものや、漁獲対象でない漁種、知名度が低い魚、痛みやすいく市場に出せないもの、ふぞろいで個数が少く水揚げされた半端な魚など、市場に今まででることなく海洋上で破棄される魚の総称。水揚げしても荷詰め費用もでないおろし価格なため、捕れても海洋上で投棄されることが多くありました。
日本近海漁業の全体のうち推計30%は未利用魚とも言われています。
最近では大手水産会社、食品メーカー、居酒屋チェーン店などで水揚げした未利用魚を積極的に利用するながれもみられる。そのなかでも、マルハホールディングスは捕った小魚を加工し魚肉ソーセージやつみれなどの加工品にして販売している。未利用魚専門の卸業者もでてきて最近ではスーパーなどでも安く販売されている機会が少しづつ増えはじめている。
魚の味は知られてないだけで味わい深いものが多く、いかに知名度と調理法を生活者に伝播するかが今後の課題となっています。
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